おいしいと言われないのは、「料理が下手」なんじゃないよ
料理が下手なんです
せっかく作ったのに、家族の反応が微妙で・・・
地味に傷ついて自信がもてなくて、キッチンに立つのが億劫です
料理教室をしていて、これまで何十人の方から聞いてきました。
そんな方に私が声を大にして伝えたいのは、
それは「あなたが料理下手だから」ではないよ!
ということです。
フランス人のシェフでさえ、料理下手?
昔、フランス人と一緒に暮らしていたことがあります。
彼はシェフ、私も料理家。お互いにプロフェッショナル。毎日交代で料理を振る舞い、とても良い時間でした。
美食の国、フランスのシェフ。それはそれは細やかなテクニックやクラシックな素材の組み合わせを用いて、素晴らしい料理を作ってくれました。
そんな彼は私から見て、料理上手だったのでしょうか?
もちろん知識や技術という意味ではYES。
でも私にとっておいしいお料理を作るのが上手かと言われたら?…正直、NOです。
なぜなら、彼はフランス人。どのお料理にも大量のバターや生クリームを加え、日本人の私にとってはかなり重たい仕上がりだったからです。😂
(当時私はVeganではなかったので、もちろんありがたくいただきました。とってもおいしいんですが、食べ切るのは努力が必要… という感じ!)
もちろん逆も然り。私は「私が毎日食べたい日本食」を彼に作ると、よろこんで食べてくれました。が、必ず物足りなくなり、バゲットとチーズを召し上がっていました(笑)
料理が上手な人なんて、いるんだろうか
何が言いたいかというと、「おいしい」は千差万別ということです。
なにをおいしいと感じ、なにを欲するのか。味覚や嗜好は、過去の食経験すべてによって作られます。
昔からお菓子を食べて育った方は、少しの砂糖じゃ物足りない甘党になり
辛いものをたくさん食べる方は、ちょっとの辛味ではビクともしない。
逆に、昔から控えめな塩分で育った方は、薄味がおいしいと感じる。
どれが良い悪いではなく、ただ「違う」ということ。
「おいしい」には唯一解がないのです。
だから絶対的に料理上手な人なんていないとも言えます。
私は料理家で、情熱と愛情を込めて作り上げる自分のレシピに、自信があります。
それでも、私にとっての100点の「おいしい!」が、世界の誰かには50点かもしれない。その事実を認めています。
それは私の力不足なのではなく、単純に、人の感覚はユニークだから。全員から100点をもらわなくたっていいのです。
つまりあなたも、たとえ家族に「おいしい」と言われなかったとしても
それはあなたが料理下手だからではありません。味覚が合わなかっただけです。
赤が好きな人もいれば、青が好きな人もいる。両方いていいですよね?
だから、落ち込む必要はないのです。
それでも、「おいしい」を作り出すことはできる
だからといって、共通の「おいしい」を諦めなくたっていい。
この人は、どんなものをおいしいと感じるんだろう?
相手を理解しようと努めること。愛そのものですよね。理解したら、合わせにいくことができます。
(もちろん、「えーめんどくさ、だったらお互い好きなもの別々に食べようよ!」もアリ。ひとつの尊重のあり方ですよね)
多くの人は、無意識に自分の味覚をスタンダードにしています。だから自分が何をおいしいと感じるのか、あまり考えずに生きている方がほとんどです。
だからパートナーやご家族、そして自分自身に、意識的に聞いてみるのがおすすめです。
最近、おいしかった料理ってどんなのだった?
小さい頃からずっと好きな食べ物ってある?
どういう料理だとテンションあがる?
少しずつ意識的になることで、その人にとっての「おいしい」の骨格が見えてくることが多いですよ。
ちなみに先ほどのフランス人シェフとも、1週間一緒に暮らしたら、お互いの「おいしい」をそれぞれ作ることができるようになりました。
これができたのはお互いプロだから。理解→再現がはやい(笑)
プロに頼ってみるのも手。
食べることは一生続くこと。
日々のストレスのちりつもを見てみぬふりするぐらいなら、プロをちょっと頼ってみて「あなたもわたしもおいしい!」を作り出せるスキルを身につけるのも手ですね!
お気に入りのレストランを開拓みるのもよし!
いろいろUberしてみるのもよし!
最後に、最強サポートのご紹介
まさに私が、これに関する最強サポートをしております✨
ひとりひとりの
❶「おいしい」を理解し
❷簡単に作り出すレシピ
を開発しています。
その方のお悩みや理想に応じた専門レシピを開発→3ヶ月で理想の自分になるコーチングをする、
パーソナル料理講座
受けてくださった方の例をご紹介。
☁️受講前 Aさん会社員
旦那さまと味覚が合わない
自炊が億劫で、一緒に食事を楽しめないことがストレス
1回目ヒアリング後
旦那さまとAさんのそれぞれの好みを五感を中心に把握。
おふたりがおいしいと感じ、かつ作りやすいレシピを6品ご提案
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おふたりの【おいしい】が明確に!